防御と足さばき
スリップ
スリップ
流れスリップ
スリップは、頭をわずかに動かして、まっすぐ来るパンチを外す防御です。両手が構えたまま自由に残るので、外した直後の反撃に最も速くつながります。相手の左ジャブを紙一重でかわし、頭を構えの位置へ戻す勢いを使って、そのままカウンターを返す場面で使います。
| 種類 | 防御と足さばき |
|---|---|
| 足さばき・防御 | スリップ |
| 構え | オーソドックス(左構え)基準 |
スリップの手順
- 構えたまま相手の左ジャブの出だしを見ます。
- 膝を軽く緩め、頭をパンチの線から少しだけ外へ動かします。
- 重心は足の内側に残し、沈み込みすぎないところで止めます。
- 頭を構えの位置へ戻します。
- 戻る勢いをそのまま使って反撃を打ちます。
スリップで意識すること
- 外す幅は最小限にします。パンチが頭の横をかすめて通る程度なら、相手は空振りしたまま近くに残ります。
- 重心は足の内側に置いたままにします。沈み込みすぎると戻りが遅れ、次のパンチが打てません。
- 戻りの動きを反撃の始動に使います。外すことと打つことを別々の動作にしません。
スリップのよくある失敗
- 大きく沈み込んでしまう。すると構えへの戻りが遅れ、反撃が間に合いません。
- 上体を大きくひねってしまう。するとバランスが崩れ、素早い反撃ができなくなります。
- 外す瞬間にパンチから目を離してしまう。すると次の一発が見えず、続けてもらいます。
スリップの練習のしかた
- シャドーでは、左ジャブを想定して頭を小さく外し、戻る勢いで右ストレートを打つ流れを繰り返します。
- サンドバッグでは、打つ前に頭を小さく外す動作を挟み、戻りながらワンツーを打ちます。外す幅が大きくなっていないか確かめます。
- 鏡の前で、外したときの頭の動きの大きさと、重心が足の内側に残っているかを確認します。
この動きを使うコンビネーション
関連する技
左右はオーソドックス(左構え)で書いています。サウスポーの人は左右を入れ替えて読んでください。 表記の読み方