ボクシング技術データベース
ボクシングIQ
ジムで習うコンビネーション・防御・体の使い方を、番号の表記で読み解く技術データベースです。打ち方の手順、意識すること、よくある失敗、練習のしかたを1つの技ごとにまとめています。
いま注力している技
コンビネーション
パンチの組み合わせと、その前後の足さばき・防御までをひとつの流れとして載せています。基本の形を先頭に、練習で繰り返し扱われた順に並べています。
- ワンツー12ワンツーは、左ジャブを打ったすぐ後に右ストレートを続ける、もっとも基本のコンビネーションです。左で相手までの通り道と狙いを決め、右で同じ狙いを体の回転ごと打ち抜きます。ほかの多くのコンビネーションの入り口になる形なので、構えと同じくらい最初に固めておきたい技です。
- ワンツーフック123ワンツーフックは、ワンツーの後に左フックを足す、3発のコンビネーションです。真っすぐのパンチだけを続けると攻撃が単調になり相手に読まれやすいので、ここであえて横の回転を組み込みます。右ストレートで回した腰が戻る動きを、そのまま左フックの溜めとして使うのが特徴です。
- ツーワン21ツーワンは、右ストレートを先に打ち、左ジャブで終えるコンビネーションです。左ジャブから入る通常のワンツーとは、打つ順番がちょうど逆になります。右で入ったあと、体を元の構えへ戻しながら左を前に置くので、近い距離での打ち合いでも構えが整った状態で終われます。
- 左ジャブ2連11左ジャブ2連は、左ジャブを2発続けて打つ基本のコンビネーションです。1発目と2発目をずらさず、2発とも同じ軌道で、相手の同じ場所へ正確に通します。同じところへ続けて来ることで相手の視界とガードがそこに固定され、足が止まるので、次の攻撃へつなぐ足場になります。
- パーリング→左ジャブパーリング1パーリング→左ジャブは、相手の左ジャブをパーリングで弾き、すぐに自分の左ジャブを一本返すルーティンです。防御で終わらせず、受けたら打ち返す流れを体に覚えさせるための基本の組み立てです。相手の左ジャブにどう応じるかを考える最初の形として、くり返し練習しておきたい動きです。単純な分、弾く動きの小ささと返す速さがそのまま出ます。
- パーリング→ワンツーパーリング12パーリングは、相手のジャブを手のひらで軽く内側へ弾き、軌道を顔の外へそらす防御です。このページでは、右手で相手の左ジャブを内側へ弾き、その動きを止めずにワンツーで打ち返す流れを扱います。相手がジャブで距離を測ってくる場面や、ジャブを突いて前へ出てくる場面で使います。
防御と足さばき
相手のパンチをさばく防御と、位置を変える足の運びです。コンビネーションの中にも部品として出てきます。
- パーリングパーリングパーリングは、手のひらで相手のパンチの横を軽く叩き、内側へ弾いて軌道を顔の外へ逸らす防御です。体を大きく動かさずに済むので、外した直後にそのまま反撃へ移れます。とくに相手の左ジャブに合わせて使う場面が多く、弾いて空いた線へ自分のパンチを通す形で攻撃につなげます。
- スリップスリップスリップは、頭をわずかに動かして、まっすぐ来るパンチを外す防御です。両手が構えたまま自由に残るので、外した直後の反撃に最も速くつながります。相手の左ジャブを紙一重でかわし、頭を構えの位置へ戻す勢いを使って、そのままカウンターを返す場面で使います。
- バックステップバックステップバックステップは、後ろへ下がって相手との距離を切る足さばきです。ただ後退するのではなく、相手のパンチを空振りさせて、自分の次の攻撃の準備を作るために使います。下がったら下がりっぱなしにせず、距離を詰めようとして踏み込んできた相手に、こちらから攻撃を返します。
- スリップ→スリップ(二段構え)スリップスリップ一発目をスリップで外しても、相手の攻撃がそこで終わるとは限りません。この二段構えは、二発目が続けて来る前提で、頭を戻したらもう一度スリップして外す防御です。ワンツーのように続けて来るパンチに対して、一発目のあとも気を抜かずに備えるために使います。
- 打ち終わりの離脱離脱打ち終わりの離脱は、パンチを打ったあとにその場へ居着かず、必ず動いて抜けることです。抜け方はバックステップ、スリップ、角度取りの三つです。打ち終わりは相手が最も返しを狙う瞬間なので、そこで動いて相手のカウンターを空振りさせるために使います。
- スリップ→バックステップ(二段構え)スリップバックステップスリップ→バックステップ(二段構え)は、一発目をスリップで外し、続く二発目はバックステップで下がって、距離ごと切る二段構えの防御です。頭の動きだけで二発続けて外すのが難しいときに、足を使って相手の射程から出ます。続けて打ってくる相手に対し、一発目と二発目で守り方を変えるために使います。
体の使い方
何を打つかではなく、どう打つか・どう構えるかの土台です。どのコンビネーションにも効いてきます。
- 右は体重を乗せる間を作る右は溜める右ストレートは、後ろ足に体重を乗せてから打つと重くなります。そのためには「トン」と急いで出すのではなく、「トン、と」と短い間を作ります。少し遅くなっても、体重が乗るほうを優先します。ワンツーの右が軽いと感じるときや、右を急いで打つ癖があるときに見直します。
- 打ったら戻すまでを一続きにする体から手へパンチは手から動かすのではなく、体の動きが先に起こり、手がその上に乗って出ていきます。そして当てたところで終わりにせず、手を戻して構えに戻るまでを一つの動きとして扱います。打つことと戻すことを分けないのがこの考え方です。手打ちになる人や、打った後に手が伸びたまま残る人に向けた基本です。
- 予備動作を大きくしない予備動作予備動作とは、パンチを打つ直前に出てしまう準備の動きのことで、肩を後ろへ引く、重心が片側に寄るといった予兆を指します。予兆が大きいと、相手に打つタイミングを読まれて防がれます。始動をコンパクトにし、ステップインの勢いをそのまま打撃に回すことで、予兆を隠しながら打てます。
- 待つのではなく仕掛ける仕掛ける相手の出方を待っていると、攻防の流れを相手に決められてしまいます。自分から左ジャブやフェイントを出して相手を動かし、ガードが上がる、下がるといった反応が出たところへ本命のパンチを通します。殴り合いの強さで勝負するのではなく、相手をどう釣るかで勝負するための考え方です。
- 打ったら動く打ったら動く打ったら同じ場所にいないことが基本です。打ち終わりにその場に立っていると、相手の返しをもらいます。ただし動いて離れるだけでは自分の攻撃の機会も消えるため、当たったときは離れずにもう一歩詰めます。外れたら動く、当たったら詰める、の二つを打ち終わりのたびに選びます。
- 正面に居続けない角度を取る相手の正面は、相手の両手がいちばん届きやすい場所です。そこに留まり続けるのは、逃げ場のない場所へ自分から入っていくのと同じです。常に横や斜めへずれて、相手から見て打ちにくい角度を取り続けます。射程に入るときも出るときも、まっすぐではなく角度を付けて動きます。
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ワンツーを使う技カウンターの技防御から攻撃へつなぐ技足さばきを使う技近い距離で使う技強弱をつける技ボディを打つ技距離をつくる・測る技位置を変える技左ジャブから始める技アッパーを使う技フェイントを使う技反復練習の型対角線の組み合わせ