ボクシングの近い距離で使う技
相手と体が近い距離で使うパンチと体の使い方です。アッパーやボディ、短いフックが中心になります。 21件
- ツーワン21ツーワンは、右ストレートを先に打ち、左ジャブで終えるコンビネーションです。左ジャブから入る通常のワンツーとは、打つ順番がちょうど逆になります。右で入ったあと、体を元の構えへ戻しながら左を前に置くので、近い距離での打ち合いでも構えが整った状態で終われます。
- ツーフック23ツーフックは、右ストレートを打ったあとに左フックを返すコンビネーションです。まっすぐのパンチだけが続くと、相手は正面を固めて下がれば対応できます。横から入る左フックを混ぜることで、ガードの外側を狙えるようになります。ワンツーの右を打ったあとの返しとしても、単独の組み立てとしても使えます。
- 左アッパー→重心戻し→右ストレート5重心戻し2左アッパー→重心戻し→右ストレートは、左アッパーを打ったあと、重心を前後の足の真ん中へ戻してから本命の右ストレートを打つコンビネーションです。左アッパーで下からガードを崩し、正面が空いたところへ右をまっすぐ通します。間に重心を戻す動作をはさむことで、右に体重を乗せられます。アッパーで前へ突っ込みやすい人ほど、この戻しを丁寧に練習します。
- 左ジャブ→右ストレート→左アッパー125左ジャブ→右ストレート→左アッパーは、左ジャブと右ストレートのあとに、左アッパーで顔を突き上げる3連打です。ワンツーで相手のガードを正面に固めさせ、その間を下から通します。ワンツーで近づいた距離から、そのまま打てる組み合わせです。右ストレートのあとに重心を真ん中へ戻すことで、3発目のアッパーに力が乗ります。
- 短い右ボディアッパー6b右ボディアッパーのミニは、右拳を縦の軌道で短く突き上げて相手の腹を打つパンチです。大きく振り上げず体の前で小さく打つので、近い距離でも隙を作りにくい形です。打ったあとにガードを上げ直さずに済む位置で拳を止めます。強く打ち抜くより、小さく当てて次へつなぐ使い方をします。
- 顔面左アッパー(単発)5左アッパーは、左拳を下から突き上げて相手の顎や顔を打つパンチです。相手が近くにいて正面のガードを固めているときに、ガードの間を下から通して当てます。肘の角度を変えずに最短距離で打つと、相手に読まれにくくなります。当たる瞬間に肩甲骨を前へ出すと、もう一段深く届きます。
- ツーアッパー(右→右アッパー)26ツーアッパーは、右ストレートのあとに同じ右手でアッパーを続けるコンビネーションです。右ストレートを嫌って相手がガードを固めたところへ、下から右を突き上げます。同じ手を続けて出すので、反対の手を待っている相手の意表を突けます。肘を畳み直さずにつなぐと、2発目を速く出せます。
- 右ボディアッパー→左フック6b3右ボディアッパー→左フックは、右ボディアッパーで相手の腹を下から突き上げ、続けて左フックで顔面を横から狙う近距離のコンビネーションです。右の下から左の上へと対角線に攻めるので、腹に意識が向いた相手のガードの上を取りやすくなります。体が触れ合うほどの近い距離で、上だけを守る相手を崩したいときに使います。
- 左アッパー→右フック→左ボディ543b左アッパー→右フック→左ボディは、左アッパー、右フック、左ボディフックと続ける近距離用のコンビネーションです。下から上、横、そして下へと打つ方向を変えていくので、相手は一か所のガードでは守り切れません。体が近い距離で手数を出したいときに使います。離れて構え直す余裕のない打ち合いの中で、相手のガードを上下に揺さぶります。
- 右アッパー(単発)6右アッパーは、右拳を下から突き上げて相手の顎や顔を打つパンチです。近い距離で、相手が頭を下げたときや正面のガードを固めたときに使います。腕で振り上げずに体の回転で拳を運ぶと、打ったあとの隙を小さくできます。拳は振り抜かず、顎の高さで止めて顔の守りに戻します。
- 左ボディフック→右フック3b4左ボディフック→右フックは、左ボディフックで相手の腹を打ち、体が斜めに傾いたその体勢から右フックで顔面を追うコンビネーションです。ボディを打たれた相手はガードが下がります。その下がったガードの上を右フックで取りにいきます。左ボディを打ったあとの体勢をそのまま次の一発に変えるので、間が空きません。
- ツーフックツー232ツーフックツーは、右ストレートから始め、左フックを挟んでもう一度右ストレートを打つコンビネーションです。右を主体にした攻撃で、右、左、右と腰の回転の向きを素早く入れ替えていきます。相手は右と左の両方を同時に守らなければならず、どちらを先に守るかを決めきれなくなります。
- レバーショット(左ボディフックで肝臓へ)3bレバーショットは、左ボディフックで相手の右脇腹を打つパンチです。肝臓は相手の体の右側にあるので、オーソドックスの左フックが届きやすい位置にあります。近い距離で、相手のガードが顔に集まっているときに狙います。打ったあとの重心の戻し方まで含めて、ひとつの動作として覚えます。
- 溝打ち(左ボディストレートでみぞおちへ)1b溝打ちは、左ボディストレートで相手のみぞおちを打つパンチです。外側から回すレバーショットと違い、体の中心へまっすぐ差し込みます。相手が前かがみに出てきた場面で、その動きに合わせて深く打ち込みます。顔を守るガードの下を通るので、上を固めた相手にも届きます。
- 右ショートフック→右ボディアッパー46b右ショートフック→右ボディアッパーは、近い距離で、右のショートフックを顔面へ入れ、続けて同じ右でボディへ突き上げるコンビネーションです。1発目のフックで相手の意識とガードを顔の高さへ引きつけておき、そのぶん空いた腹を下から打ちます。同じ手を続けて使うので、1発目を当てたら間を空けずに2発目へ移ります。
- 左アッパーと左フックを同じ入りから53左アッパーと左フックを同じ入りからは、左アッパーと左フックを、同じ肘の動きから打ち分ける技術です。始動が同じなら、相手は拳が当たる直前までどちらが来るか判断できません。左アッパーのあとに左フックを続けると、下からの攻撃に備えた相手の顔の横を打てます。近い距離で左手の選択肢を増やす技術です。
- L字ステップ→ワンツーL字ステップ12L字ステップ→ワンツーは、近い距離で前足を後ろ足の近くへ素早く引き寄せ、そこから左へ抜けてLの字を描くように位置を変え、ワンツーを打つ組み合わせです。相手の真横や背中側といった、相手から見えにくい位置を取ってから打ちます。正面で向き合ったまま打ち合う状態から抜け出す手段として使います。
- 近距離では呼吸を止めない呼吸近距離の打ち合いでは、気づかないうちに息を止めてしまいがちです。息が止まると体が固まり、次の動作が遅れます。パンチに合わせて息を吐き、当たる瞬間だけ短く止める呼吸を身につけます。連打が続く接近戦や、相手と体が触れるほどの距離で役に立ちます。
- 距離で技を選ぶ距離で選ぶパンチには、それぞれ当てやすい距離があります。遠い距離から中間の距離ではストレート、近い距離ではフックとアッパーを使うのが基本の打ち分けです。近づくとストレートの軌道が詰まってしまうので、距離が縮まったら体のひねりを使える横と下からの打撃へ切り替えます。
- 接近戦は腕力で押さない足で押す相手と密着したとき、腕で突き放そうとすると腕の力比べになります。腕と肩を固めて上半身を一枚の壁にし、足で地面を蹴る力を体幹から相手へ伝えます。腕相撲ではなく、押し相撲のイメージです。押して崩した相手には、打つための隙間と角度が生まれます。接近戦で押し負ける人に向けた体の使い方です。
- 近距離では拳を返さない拳を返さないパンチを打つときに拳を内側へひねり、手の甲を上に向ける動きを「拳を返す」といいます。遠い距離ではこれが基本ですが、相手と近い距離では返さずに打つほうが合います。接近戦で手が詰まる人に向けた考え方です。距離によって拳の向きを使い分けることで、近くでも遠くでも力の通るパンチになります。
該当する技はありません。